クリエイターが自分らしく仕事をしながら生活するには経済的に困っていないことが必要です。
お金が最優先になると無理な納期で質の低い仕事をする羽目になってしましますからね。
そこで今回はお金の話をしてみます。
世間で話題になっているFIREについて、初めて聞く人向けに超簡単解説。
「数百万の株を買おう」ではなく「月1万円のコツコツ積立」くらいのレベルで書きます。
若い方でまだまだ貯金の少ない方にこそ読んでほしい内容です!
(約束します!胡散臭くないです!!笑)
FIREとは
FIRE(ファイヤー)は「Financial Independence, Retire Early」の略で「経済的自立と早期リタイア」のことです。
「炎」とは関係ありません、、、
働かなくても資産運用の利益で生活が出来る状態のことです。
オススメは株式投資
資産運用には銀行預金、債権、不動産の家賃収入など色々ありますが、株式投資をオススメします。
不動産の家賃収入は身近でイメージしやすいと思います。
ただ、初期費用がかかりすぎます。
単純にいきなり「マンション買おう!」と言っても無理ありますよね、、、
一方で株式投資は少ない資金から始められます。
今どきよく聞く「100円で株を買う」ということが出来る時代なのです。
投資出来る金額が少ないと利益も少ないわけですが、始めることは誰にでも出来ます。
サイドFIREのススメ
よし!やりたい!で、いくらかかるの?となりますよね?
完全なFIRE状態を達成するのは大変
実際、完全にFIRE達成(フルFIREと呼ばれたりします)となると、ものすごいお金が必要になります。
細かいことは別に書きますが、投資しているお金の4%の利益が毎年入ってくるイメージが一般的です。
1億円持っててようやく400万です。
1億円で普通のサラリーマンのような生活、、、
しょぼいなあと思うかもです。
しかも1億円なんてまったくイメージできないですよね?
サイドFIREという選択肢で生きていこう!
そこで「サイドFIRE」という方法をオススメします。
諸説ありますが、ざっくり「生活費の一部だけでも資産運用でまかなおう」という考え方です。
クリエイターこそサイドFIRE目指そう
4%で計算すると月に1万円の収入を得るだけでも300万くらいの元手が必要です。
簡単じゃないですよね、、、
ただ、この月1万円は不労所得なのです。
働かないのに1万円ってものすごく大きいと思いませんか?
個人的には不労所得って数百円でもめちゃくちゃ嬉しいです、、、
例えばこれを3万円まで増やして家賃の一部をまかなえたりすると、経済的にかなり楽になりますよね。
少しずつでも収入を増やして「会社に依存しない」「条件の悪い仕事を断れる」という状態になれたら経済的だけでなく、精神的にもかなり安定します。
クリエイターにとっては「仕事を選べる」という大きなメリットが出来ます。
投資はこれからの世界で生きていくための常識
強く言いたいのは、株式投資や資産運用というのは、お金がある人だけではなく、現代の日本で生きる人は全員知っておいた方が良い知識だということです。
国がNISAやiDeCoを始めたり、義務教育にお金の勉強を取り入れようとしているのです。
「お前ら、環境は作るからお金は自分で責任持って貯めるんやで」ってことです。
(※年金がもらえなくなるわけではないですが、話がややこしくなるのでこれはまた別の機会に)
お金に働いてもらうという考え方
株式投資などの不労所得は「お金に働いてもらう」というイメージを持つとわかりやすいです。
株式を運用する中で出る利益(運用益と呼びます)を収入にします。
お金があるのであれば、働かせずに銀行に寝かせておくのはもったいないです。
不動産を購入して家賃収入を得るとしたら、メンテナンスや不動産屋さんとのやりとりなど、かなり面倒な部分もあります。
完全な不労所得とは言えません。
そして、ここでいう株式投資はいわゆるパソコンの前に張り付いて値動きの上下をずっとチェックするタイプのものではないので、本当の意味で不労所得です。
複利の力は絶大
複利というのは利益に対してさらに利益が付いて膨らんでいくことです。
とても大切になるので、是非覚えてください。
複利の力は絶大
雪だるま方式なので、時間が経てばたつほど複利の力は大きくなります。
これが非常に絶大だから、若い人は早く始めた方が良いのです。
例えば、金融庁の「資産運用シミュレーション」というページで「年3%の利益」で計算してみると、、、
- 毎月1万円を10年間積み立てると運用収益が「19.7万円」
- 毎月1万円を30年間積み立てると運用収益が「222.7万円」
- 毎月3万円を10年間積み立てると運用収益が「59.2万円」
- 毎月3万円を30年間積み立てると運用収益が「668.2万円」
参考までに4パターン掲載しましたが、2と3の黄色い部分を見てください。
同じ金額を積み立てたはずなのに、運用収益が全然違います!
複利スゲエです、、、
積み立てる期間の長さがとても重要です。
この利益(運用益)の部分で日々の生活をおぎなうイメージです。
理屈としては元本は残ったままです。
一方で、銀行に預けても利息がほぼゼロなのは皆さんご存知のとおりですもんね、、、
(補足)3%で計算したり4%で計算したりしてますが、運用方法で差が出るので参考程度としてください。
投資って怖い?投資のリスク
ご存知のとおり、株の値段(株価)は変動します。
リーマンショックのようなことがあると暴落します。
これが「株なんて手を出すものではない」と言われる理由ですね。
お金を増やすのですから、リスクゼロということはないです。
リスクの取り方が大切になります。
リスク回避の3つの対策
必須のポイントを3つ解説します。
この3つが出来ればかなりリスクを抑えることが出来ます。
ポイント1 : 自分の取れるリスクの範囲内で投資
まずこれは大前提です。
持っているお金を全部投資するとかはもちろんNGです。
生活する資金は手元に残しておきましょう。
急に仕事がなくなる可能性もあるわけで、半年分程度の生活費を現金(銀行貯金)などで持っているのが理想的です。
ポイント2 : 長期的にコツコツ積み立て
重要なリスク回避方法です。
株価は日々上下します。
ただ、長期的にみれば基本右肩上がりです。
世界中の人間が頑張って経済が成長する限りは手元のお金がなくなることはありません。
リーマンショックや大恐慌が起きても、長い目で見れば世界は経済成長を続けています。
ポイント3 : 分散して投資
分散投資も非常に重要です。
ひとつの会社やひとつのセクター(業種のことです)に集中して投資するのは危険です。
どんな会社でも潰れてしまう可能性はゼロではありません。
また、「この業界は伸びているから、集中して買おう」というのも危険です。
その業界の景気が悪くなると、一斉に株価が下落してしまいます。
バランス良く色々な業界の銘柄(企業名などの株の種類)を持っている状態が安定感があります。
同じ考え方で、日本の株だけ持っているよりも、外国の株も持っている方がリスク分散になります。
ポイント2の「長期で投資」というのも時間的にリスク分散するという考え方です。
投資ってむずかしそう
確かに短期間の売買で稼ぐにはものすごい努力と運が必要になります。
努力しても損する可能性も高いです、、、
長期的だとしても、ある程度の知識はあった方がよいです。
ただ、長期的を前提とすれば、コツコツ積み立てながら少しずつ勉強すれば十分です。
そして、現代は株式投資もかなり便利になっています。
オススメの投資方法
結局何に投資すればよいのでしょうか?
インデックス投資(米国or全世界株)
ひとつの会社ではなく、基準になる指数(インデックス)に連動した投資方法です。
沢山の会社のパッケージ商品のようなイメージです。
パッケージされている時点で分散されているので、とてもありがたいです。
世界最強と言われる米国経済に連動していたり、世界中の株価に連動したパッケージ商品も簡単に買えます。
高配当株
会社によっては「配当金」というお金が支払われます。
利益を株主に配当してくれるのです。
会社によって配当利回り(配当金÷株価)が違うので、買うときの目安にしましょう。
株主優待は有名ですが、これももちろんありがたいですよね。
まとめ
・FIREは経済的に自立して働かなくて大丈夫な状態のことです。
・FIREにはとても大きな金額が必要なので、サイドFIREを目指しましょう。
・サイドFIREで入ってくる金額が増えると、自由な時間を手に入れられます。
・複利の力は絶大なので、長期的な投資がオススメです。
・自分の取れるリスクの範囲で投資しましょう。
・長期的にコツコツ積み立てましょう。
・分散して投資しましょう。
・オススメはインデックス投資と高配当株。
今回は話題のFIREについて解説してみました。
出来る範囲で初めて、少しずつ自分の時間を手に入れましょう!
老後のために今必死に節約するよりも、今お金を使うことと将来のバランスを考えながら資産運用出来ると理想的ですね。
そして、好きなクリエイティブ活動で生きていきましょう!!
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